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iOS上で動作するGridのスクロール表示領域について
Abstract: iOS上で動作するGridのスクロール表示領域について説明します。

対象となるコントロール
・FireMonkeyのグリッド系コントロール(TGrid、TStringGrid等)

概要
iOS上で動作するGridコントロールは、グリッド内で行数列数が表示領域内に収まっていても、
タッチ操作などで水平方向および垂直方向にスクロールさせることができ、グリッドの領域外が見えてしまいます。

図1: 水平方向および垂直方向にドラッグする前のGrid表示


図2: 水平方向および垂直方向にドラッグした後のGrid表示

赤い矢印の方向にドラッグさせることができ、ヘッダーの下に余白が表示されます。

この動作は、FireMonkeyのBoundsAnimationというアニメーション効果で、iOS等の特定のプラットホームでは、スクロールビューポートの隅を表示領域内にドラッグさせることが可能なため、この効果が適用されます。
もしこのアニメーション効果が不要で、スクロール移動を固定したい場合には、BoundsAnimationの値をFalseに設定してください。
詳しくは、以下のこちらを参照ください